シンガポールにはインターコンチネンタルを冠するホテルが2軒あり、今回はMRTブギス駅に直結するインターコンチネンタルシンガポールに宿泊してきました。
周辺情報
インターコンチネンタルシンガポールは、MRTブギス駅直結なのでMRTのEAST WEST LINEでチャンギ国際空港からのアクセスも非常に便利です。
渋滞の多いのベイエリアからは程よく離れているので、タクシーでアクセスしても20分程度で到着するので、荷物が多い場合は交通手段を検討してもいいかもしれません。
ブギス駅はEAST WEST LINEの他、DOWN TOWN LINEの2路線が乗り入れるため、シンガポールの主要な観光スポットやショッピングエリアへもアクセスが良く、シンガポール観光に最適な拠点と言えるでしょう。
ホテルの特徴
- コロニアル建築のクラシカルな外観
- MRTブギス駅から直結の抜群のアクセス
ブギス駅からは隣接するブギスジャンクションというショッピングモールを介して繋がっていて、雨天の場合も濡れずにアクセス可能です。
1995年の開業ということで建物には少し年季が入っていますが、コロニアルスタイルの外観はブギス周辺のシンボル的存在にもなっており、むしろクラシカルな趣に好感が持てました。
たくさんの人で賑わうロビーには少し手狭ですが、年代物の人力車や美しい調度が魅力的です。
そしてロビー奥にあるラウンジは天井が高く、シンガポール式ハイティーを楽しむお客様で賑わっています。
こちらのハイティーは洋菓子だけでなくニョニャ料理も含まれており、大変人気のようです。
部屋の様子
今回はIHGアンバサダーの週末無料宿泊特典を利用しての滞在で、低層のヘリテージウィングの部屋を予約していましたが、チェックインの際に高層階のクラシックルームをアサインしていただきました。
白を基調にした内装はコロニアル調で調度もプラナカンテイストの物が多くありましたが、古臭くなり過ぎないちょうど良い雰囲気でした。
窓際には小振りなソファセットと圧迫感を感じない程度のライティングデスクが用意されていて、居住面でも作業面でも十分です。
恐らく既に部屋をリニューアルされているようで、サイドボードにはUSBポートなど当世風の設備がしっかり整えられています。
ロバートソンキーのインターコンチネンタルと違い、こちらのホテルではボトムの部屋にもバスタブが備わっているのが今回このホテルを選んだ決め手でした。
水回りは豪華な石敷きのデザインになっており、ラグジュアリなバスタイムをエンジョイしました。
クラブラウンジ
今回インターコンチネンタルシンガポールを宿泊先に選んだ理由の一つとして充実したクラブラウンジにありました。
IHG One Rewardsでは最上級のダイヤモンドでもクラブアクセス権はなく、年間40/70泊でもマイルストーンでのみでの提供となっているため、マリオットやヒルトンに比べ、クラブフロア宿泊者以外にアクセスする人が少なく落ち着いている印象です。
今回も滞在中いつでもすぐに座席に案内されましたし、ほどよく静かに落ち着いた時間を過ごすことがきました。
インテリアはプラナカン様式で、シックな木目調とカラフルな陶器が絶妙なバランスで配置されています。
以下の時間帯については無料のフードプレゼンテーションがあります。
- 6:30~10:30 朝食
- 15:00~17:00 アフターヌーンティー
- 18:00~20:00 カクテルタイム
カクテルタイムのみ12歳以下の子どもを連れたファミリーについては専用エリアに案内するとありますが、私たちが訪れた時は混雑はしていなかったからか、小学校低学年との母子旅でしたが、特に隔離された席に案内された感はありませんでした。
朝食
朝食は卵料理などのオーダー制メニュー+ペイストリ、コールドミート、チーズ、シリアル、サラダなどの小規模ビュッフェ形式でした。
オーダー制のメニューが大変充実していてひと通りの卵料理に加え、フレンチトーストやワッフル、日本式のうどんやディムサム(点心)、ラクサをはじめとするニョニャ料理まで、バラエティ豊富に揃っています。
特に私のおススメは「トリュフとサーモンのエッグベネディクト」と日替わりのローカルフードです。
エッグベネディクトはトリュフだけでなくキャビア添えと大変贅沢な逸品です。
オーダー式のローカルフードはメニューは日替わりでラクサやカレーなどを提供しており、私は滞在中にラクサをいただきましたが、今回の旅で最も美味しいラクサでした。
アフタヌーンティー
アフタヌーンティーは、スコーンやサンドイッチ、ケーキなどのスイーツが、小振りの3段スタンドで提供されます。
日本でもそうですが、フルサイズのアフターヌーンティーは量が多すぎることがありますが、控えめでお茶の時間にちょうどいい量です。
スコーンやサンドイッチやチョコレートといった定番の他に、クエラピス(ココナッツミルクを使ったカラフルな餅)のようなニョニャ料理や月餅をはじめとする中華料理などローカルで親しまれているメニューも3段スタンドに一緒に提供されるのはとても新鮮です。
また是非試していただきたいのがアイスティーです。
ラグジュアリーラインのホテルでもアイスティーは出来合いのものを提供されることが多いのですが、こちらのラウンジではきちんと茶葉から淹れた香り高いアイスティーがいつでも提供していただけてとても感動しました。
カクテルタイム
カクテルタイムは、カクテルやワイン、ビールなど、アルコール類を無料で楽しむことができます。
アルコール提供時間帯での子ども連れ利用者の扱いについては宿泊時期によって運営方法は違うようですが、2023年7月時点では、クラブラウンジ内のファミリー専用ゾーンで提供となっておりました。
ただし前述のように、実際の運営は専用ゾーンへの隔離は行われておらず、利用状況によって臨機応変に対応しているようです。
席に案内されると、まず最初の一杯のオーダーを訊かれます。
今回はベタではありますが、シンガポールスリングをお願いしてみました。
そしてこれがまたとっても美味しかったです。
併せて、ワンプレートにアレンジされたおつまみが運ばれてきます。
カクテルタイムなので、しっかりとしたお食事というよりは、酒のつまみというのがふさわしいラインナップですが、どれも手が込んでいて好感が持てました。
プール
最後に、インターコンチネンタルシンガポールのプールエリアについて紹介します。
プールはとりわけ大きくはありませんが、高層ビル街のご真ん中で入るリゾートプールは独特の充実感があります。
プールサイドにはバーも併設されており、カバナやサンベッドでリラックスしながら、カクテルや軽食を楽しむことができます。プールでのんびり過ごすのに最適です。
残念ながら温水プールではないので、気候によっては少し寒い場合もあるかもしれませんが、そんな時は隣接するはジャグジーで暖をとることもできます。
また幼児用の浅いプールもありますので、幅広い年代で楽しむことができると思います。
まとめ
とてもクラブラウンジの質が高いので、もし余裕があるようでしたらラウンジアクセスが可能なお部屋に宿泊することを強くおススメします。
マリオット系に比べて、日本人のお客様も少な目なので、より異国情緒を味わえるかと思います。
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